世界規模のインディー展開を見据えた時の“外せない選択肢”として
我々が行っている「ID@Xbox」は、グローバルチームでサポートする独立系ゲームデベロッパーの支援プログラムです。米国本社のディレクターのクリス・チャーラが、Xbox One用に整備されたインディーゲーム用プログラムが必要ではないかということで立ち上げたプロジェクトで、はじめてから丸三年経ちました。
ID@Xbox の参加デベロッパー様からリリースされたタイトルは300を超え、その中のいくつかは、ミリオンセールスを達成しています。現在も1,000以上のタイトルが開発中で、今後もコンスタントにリリースされていく見通しです。国内のデベロッパー様からはサブパブリッシングのタイトルを含めて10タイトル以上をリリースいただいています。日本チームとして、より多くの日本のタイトルをリリースできるよう、多くのデベロッパー様にプログラムに参加いただき、リリースに向けたサポート体制をより整えていくなど、しっかりと活動をしていきたいと思います。
プログラムに参加しているデベロッパー様からのお問い合わせにたいしては、レスポンスよくサポートをすることをチームでは、つねに心がけています。Xbox Liveの設定や、サーティフィケーションテスト(品証テスト)の要件の対応方法などをどうするかといったことは、多くのデベロッパー様にとって初めての対応となります。そういったご質問をいただいたときにいち早く対応をすることで、コミュニケーション、サポート上の安心感はいただけているのではないかと思います。
2016年7月には、Xbox One本体をUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリの開発機としてアクティブ化する方法が公開された。アプリやゲームの構築・動作テストは無制限で行えるが、完成したUWPをストアで公開する際には、ID@Xboxへのデベロッパー登録が必要となる。
米国本社やヨーロッパのチームメンバーと話をした際に、日本のゲームをXbox One にもっと出してほしいという現地のユーザーの声をよく聞くと言われました。特にRPGに期待をしているとのことでした。2Dスクロールアクションなども日本が得意な部分ではありますが、海外開発のタイトルも含めるとかなりのタイトル数が出ているため、ここにきてRPGへの期待が大きくなってきたのかもしれません。欧米のコンソールゲームのメインユーザーは、30代、40代のユーザーで1990年代に日本のゲームをプレイして育ったユーザーが多くいると聞いています。また海外のチームメンバーも日本の作品やクリエイターをリスペクトしていて、こちらの想像以上に日本のタイトルへの期待を感じております。
ID@Xbox の企画承認は、一括して米国本社で行われるため英語でのご提出になりますが、日本のチームで提出をサポートします。米国本社で行う分、1回の承認手続きで全販売地域でのリリース承認を取ることができます。また、リリース直前のサーティフィケーションテストやストアへの配信設定も全販売地域向けに一括して行っており、Xbox Oneは日本市場だけでなく、海外へタイトルを届ける場として環境の整った、魅力があるプラットフォームだと思います。多くのタイトルの開発が進み、次々とタイトルがリリースされている状況はありますが、グローバルマーケテイングチームを中心に発売日が重複することがないようポートフォリオ管理をしており、ストアのグローバルプロモーションとして季節ごとのキャンペーンやセールなども実施しています。
そしてXbox Live に対応したユニバーサル Windows アプリ(UWP)のゲームもID@Xbox でサポートを始めました。海外展開を見据えたタイトルをご検討、ご開発をされていらっしゃいましたら、是非、ID@Xbox にお声掛けいただき、Xbox One とWindows10での展開をご相談させていただければと思います。よろしくお願いします。
インタビュー・編集 / 戸塚 伎一
Sponsor Info
参加費用は無料。企画承認後、2 台の開発機と Unity for Xbox One を無償提供します。またサーティフィケーションテスト、ゲームのアップデートも無料です。またワールドワイド共通プロセスのため、一度のお手続き、企画、配信承認で世界へ販売可能です。
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