BLOG

クリエイターライトニングトーク

BLOG  2014/08/26

前回、昨年行われたIndie Stream Fesの盛り上がりとその後の問題点について書きました。
今回はもう一つ心残りだったというか申し訳なくて頭を取りたいぐらい無念に思っていた、10分間スピーチがなくなってしまったことについてを。

あれはよかれと思ってパーティー会場を都心にして、迷って遅れないようにとバスを手配したら開場までに間に合わず、しかもそのバスに主催者やメインゲスト全員乗ってしまっていたのだからどうしようもない。開催自体が押してしまって、結果何かを外さなければならないってことで10分間スピーチが見送られた訳です。サカモト教授のパフォーマンスはやったのに。
自分は作り手として思いついた事、準備した事、企んだ事が、自分以外の原因でパーにされるのを何よりも嫌うタイプなもんだから、この10分間スピーチの為にいろいろと準備や仕込みや企みをした人には本当に申し訳なく思っています。

後々INDIE STREAMの趣旨がよくわからないと言われがちになったのも、この10分間スピーチがなくなったからと言っても言い過ぎではないぐらい、自分は重要な物だったと思います。
ゲームを作っている人間が主役にならなければならない。業界がそうなっていないから色々問題が出ているのにインディーも同じ形にしたいのか?という懸念があるのです。
BitSummitでも「インディーゲームに関係ない音楽やスポンサーの講演するぐらいなら、今まで壇上にあがった事のない開発者を立たせろ」と主張はしましたが、大きな集まりになるほど動く人も多くて発起人だなんだと言ってもどうしようもない部分はあります。

だからって「人が多いから問題起きないようなルールで」とか「お金がないからスポンサーを中心において」とかやるんだったらインディーでやる意味ってなんだ。結局集まると業界になるのか?自分でやることぐらい自分で責任取らせればいいじゃない。

ということで、この「今年はこれを絶対にやれ」と何ヶ月も言い続けた10分間スピーチがLIGHTNING TALKSとかいうものになってパーティー中に開催されます。
会社勤め等で経験がある人ならわかると思うが、人前に立って自分の作品をプレゼンする、写真を撮られる、質疑応答を受けるという一連の経験というのは、成功しようが失敗しようが自分のプラスにしかならないものです。味わった事がない人は必ずこの機会を逃さないべきです。2分間になってしまっているが。
ゲームを作るのは好きだが営業や広報は苦手という人が多いが、プレゼンやスピーチはまだゲームを作る感覚に近い。見せる順番、プレゼンシートの演出、見る人の反応を見てタイミングを変える、オチはどうするかなど、ゲーム作りに近いと思わぬかね。ぜひやるべき。

そして、これが一番重要だ・絶対やれ・作っている人を主役にしろと責任も持たずに発言だけし続けた者としては、ズバッと言ってしまわなければなるまい。
与えられた2分間は何をしてもよし。目立てば、印象に残れば勝ちだ。何か問題になったら後から頭下げる時に同席しますから。爆破・屠殺・放尿みたいな行為は自分で責任をとれ。
2分間とはいえ自分のゲームだけをビジネスパートナーになりうる人たちの前でアピールできるのだ。コンセプトや見所を順番にスライドで表示して最後に挨拶して終わりとかやってる場合じゃねーぞ。

本屋で「プレゼン必勝法」とか本を買うなよ。2分間しかないのに「本日のアジェンダはー」から始めたら俺が許さん。
遊べば伝わると思うなら遊んでるだけで2分間無言でもいい。必要なら小道具・衣装・舞台セットを持ち込んでもいい。もうなんならゲーム紹介しなくてもいい。登壇者全員でネタがかぶる事なく趣向を凝らしてもらいたいもんだ。「あまり無茶な事は…」と運営が言い出すかもしれないが、当日まで黙ってれば止めようもない。

健全な教育の元でとかいう周りの環境もガチガチの中で行われる甲子園はもう終わったが、INFIE STREAM FESのクリエイターライトニングトークはさながら「出場高校投手全員が独自の魔球を投げる」ような甲子園でなければならないのだ。アストロ球団のように試合中に死者を出されては困るが、土佐丸喧嘩野球ぐらいなら許す。

ビジネスの為のプレゼンに行くというより、欽ちゃんの仮装大賞に出る意気込みで挑め。いや、2分だから熱湯コマーシャルレベルか。

by 楢村 匠

ISF2014 LT

コメントを残す

このエントリーをはてなブックマークに追加
PAGE TOP